確認しておきたい病後児保育所で働くために必要なこと

病後児保育所で働くメリットとデメリットについてみていきましょう。病気が回復しているものの、まだ集団保育ができない状態の子供を預かる病後児保育所は激しい運動をすることもなく全体の仕事量もそれほど多くないため、看護師にしては負担の少ない職場です。子供だけでなく保護者と接する機会も多いため、自身の子育て経験が役に立つこともあります。ただし、病後児保育所の数自体が少ないため求人があまりなく、採用されても1人～2人と圧倒的に少ない、などのデメリットもあります。

回復傾向にある子供を預かる病後児保育所ですが、子供は容態が急に悪化することもあるため、看護師には迅速な判断力や確かな看護スキルが求められています。また、インフルエンザなど感染力の強い病気にかかっている子供を預かることもあるため、感染が拡大しないように感染症対策についての知識も必要です。看護師免許があれば特別な資格がなくても病後児保育所で働くことができますが、認定病児保育スペシャリストの資格を取得していれば、病後児保育所で働くにあたって大きな強みとなります。

知っておきたい病後児保育所のリスクマネジメントと薬の対処法についてまとめています。容態が急変したときは薬で対処することがありますが、子供は大人のように上手く飲み込むことができないので水に溶かしたり団子状にしたりといった工夫が必要です。また、最近の子供は何らかのアレルギーを持っていることが多いため、食事やおやつでアナフィラキシーショックを起こしてしまわないように事前にアレルギーの有無を確認する必要があります。