病後児保育所のリスクマネジメントとは?

共働き家庭の救世主!病後児保育所で働こう

薬の知識とリスクマネジメント

薬の知識とリスクマネジメント
薬の対処法について知る

薬の対処法について知る

子供の容態が急変したときに薬で対処することがあります。乳幼児に対する薬の治療法は「対処療法」と「原因療法」です。「対処療法」は発熱や不快感を軽減するために解熱剤や咳止めを与える方法で、「原因療法」は細菌による感染症などに対して有効な成分が含まれている抗生物質を与える方法です。また、喘息やアレルギー疾患など慢性的な病気の場合は症状に合わせて長期間投薬を行うこともあるため、薬の種類や効果など正しい知識を身につけておく必要があります。
子供は大人と違って薬を上手に飲めないことも多いため、少量の水で団子状にしたり、口の中の粘膜につけて飲み物を飲ませたり、少量を水で溶いてスプーンで飲ませたり、といった工夫も必要です。

リスクマネジメントも理解しておく

リスクマネジメントも理解しておく

一般的な病気の対処法だけでなく、乳幼児ならではの注意点についても理解しておきましょう。たとえば、多くの子供が抱えているアトピー性皮膚炎や気管支喘息、食物アレルギーなどのアレルギー疾患はアナフィラキシーショックなど生命に関わる場合もあるため、十分に注意しなければなりません。食事やおやつにアレルギーの原因物質が混入しないように、事前にアレルギーの有無や除去の状況を確認しておきましょう。
また、乳幼児は熱性けいれんを起こしやすく、SIDSと呼ばれる乳幼児当然視症候群になってしまう可能性もあります。それらの危険な症状に対しての予防と対策も考慮しておく必要があります。いざというときの緊急対応について医療機関と相談しておきましょう。

把握しておきたい子供がかかりやすい感染症

把握しておきたい子供がかかりやすい感染症

病後児保育所は定員が5名ほどとそれほど多くの子供を看ているわけではありませんが、様々な病気にかかっている子供たちを預かるため、感染症対策が非常に重要です。特に、「インフルエンザ」や「ノロウィルス」「水ぼうそう」は感染力が強いため注意が必要です。最近は「RSウィルス感染症」や「はしか」「風疹」などに感染する子供も増えてきているので、それらの病気の症状も把握しておきましょう。
病後児保育所は健康な子供に感染しないように部屋を隔離していますが、同じ施設内で過ごしているため100%感染しないとは言い切れません。施設内の子供たちに感染が広がらないように、感染症ごとの潜伏期間や感染ルートを理解し、手洗いやマスクの着用、嘔吐物の処理など基本的な対策は徹底して行うようにしましょう。もちろん、対応している看護師も感染する可能性もあるため、感染源にならないように事前に予防接種を受けるなど予防しておくことも大切です。

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