共働き家庭を支える病後児保育所での看護師の働き方について

病中の子供を預かる病児保育と混同されることも多いのですが、病後児保育とは病気が回復しているものの、保育園に通うのが難しい状態の子供を預かるところです。共働き家庭が増えてきている今、長々と仕事を休めない働くパパとママにとってとても頼もしい存在です。預かる基準は施設によって異なる部分もありますが、ここでは一般的な預かり基準について詳しく説明していきます。ただし、インフルエンザのように感染力が強い病気は細かく基準が設けられている場合があるので事前に確認しておく必要があります。

病後児保育所は一般の保育園で働いている保育士でも十分に務まりますが、病気やケガに対する知識やスキルは看護師の方があるため、保育士ではなく看護師を募集するところが増えてきています。病後児保育所での主な仕事は安静が必要な子供の経過を観察し、容態が急変したら対応することですが、室温や湿度などの環境管理や服薬管理などやらなければならないこともたくさんあります。病院ほど医療従事者が多いわけではないため、ときにはプレッシャーを感じることもあります、

一番多い病後児保育所のタイプは医療施設併設型です。病院やクリニックに併設されて医師が常駐しているため、感染力が強い病気の子供を主に預かっています。保育所併設型は通い慣れた保育園に預けることができるため、環境の変化に敏感な子供も安心して過ごすことができる、というメリットがあります。しかし、医療施設併設型も保育所併設型も定員が5人ほどと決められているため、預けたくても預けられないこがあります。そのような場合に便利なのが利用者の自宅を訪問して保育してくれる訪問型です。

子供は遊びを通じて心と体を育てています。なんとなくではなく発達に合わせた遊びを提供するようにしましょう。0歳児～2歳児に適した遊びを例として紹介するので参考にしてみてください。また、子供は病気になると不安やつらさから機嫌を損ねてしまいがちです。不安を取り除き、安心できるように接することを心がけましょう。回復しつつあるとは言っても容態が急変することもあるため、病気の症状や対応の仕方をあらかじめ把握しておくことも必要です。